別々の箱でいい 学びの居場所を 中邑賢龍より

(異才発掘プロジェクト率いる東京大教授)

学び方をちゃんと教えるべきです。
調べることは学ぶことではない。
知識は自分の経験の中で見いだしていくもの。
体を動かして、街を歩き、物を観察する。
昆虫の名前に詳しい子はいっぱいいます。
じゃあその辺で探して、と言ってもほとんど探せない。
魚が好きという子でも、実際に魚には触れないと言う。
きれいだから好き、でも気持ち悪いから嫌だと。
そんな知識は知識なんかじゃない。
丹念に魚を見て、魚の構造ってこうなんだ、別の魚はこう違うぞ、と
気づくことをやらせないといけない。

自分が変な子だとは思っていなかったです。
親も何も言わなかった。
ひとりで何かをやるのが平気でした。