市民性学習と食育

「食育」という言葉がいろいろな意味合いで使われています
もちろん一つの言葉が言う人、聞く人によって
受け止め方は様々であるわけですが、
中にはあたかも判っていることを前提にして
実は曖昧なままに議論が進められることは
その根拠の確証もなく、議論そのものが空虚で
実りない場合が少なくないと考えています

当会では市民性学習の提供に13年間取り組んできましたが
市民性学習とは子どもたちが自立した社会の一員として
生きる力を身に付けるための市民による市民のための学びです
当初は子どもたちを対象に想定していましたが
実は保護者の皆さんからも新たな刺激として受け止められました

「目からウロコだった」
「私が子どものときに聞きたかった」
「もっと早くこの話を聞きたかった」
「長年の心に引っかかっていたものがわかって納得した」
などの評価を受けたので大人への講座も充実させてきました
私達大人も充分に準備教育や予防教育を受けることなく
社会の一員として保護者として生きてきた事に気付いたわけです

これまでは提供するワークショッププログラムの主な基本は
危機管理や被害予防、コミュニケーションスキルなどでしたが
今年度からは新たに健康管理、病気予防のための食生活の大切さを
保護者向けに開発する準備をすすめていこうと考えています
今日、生活習慣病が子どもにまで及んでいますが
生活習慣とは食生活習慣でもあり
子どもの食生活を実際に担っているのは保護者ですから
一番重要なのは保護者への食育であると確信しています
これから少しずつ研究成果を発信していきます

<ノビルの辛さは冬眠状態だった私達の体を目覚めさせる
効果があります>