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NPO法人CEP・子どもひろば
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2007/11/01のBlog
児童虐待防止等に関する法律は
何度か改正されている。
主眼は虐待の予防、早期発見の強調にあるが
虐待が起きた、あるいは疑われたあとのシステムは
どうなっているのだろうか

アメリカでは児童保護機関の活動は
加害者の処罰や、親権喪失、あるいは
親子の再統合までを視野に入れて
きわめてダイナミックである

虐待が疑われた場合の司法面接では
子どもの受け答えをマジックミラー越しに
保護機関の職員、医療スタッフ、警察官、検察官らが
同時に聞く
子どもに何度も説明させないで済むよう
必要な事実を関係機関がいっぺんに把握する仕組みである

面接者は根気強く聞き子どもが示した言葉だけを
手がかりに事実を明らかにしていく
『はい』『いいえ』で答える質問は極力避ける
誘導されて子どもが嘘をついてしまうことがあるからだ

「辛かったのね」「あなたを信じるわ」も
実は嘘を誘導しやすい

・・・・・ありがちな対応がいかに情緒的に流れているのか
目からうろこです。・・・・・・・

<ススキが陽に輝いてきれいです>

2007/10/29のBlog
アラン・L・ビーン著より

1.いじめる子は自尊心が低いか?
自分のことをえらいと思っていじめて
もっといい気分になろうとするから
自尊心とは無関係。
力で支配しようとするのがいじめ

2.いじめにあった時
いじめる子の親に言っても自分の子の
言うことを信じるだろう
親がいじめている場合もあるので
言っても無駄である

3.いじめにあった時
学校を休むといじめる子の思うつぼだし
勉強がわからなくなってもっと辛くなるから
最後の手段である

4.共感とは
他の人の気持ちや状況や心配事に
共鳴し理解する能力
自分を相手の立場において
一体感を抱くことでもある
人生で出会う人々との前向きな関係の基礎となる

5.保護者へ
いじめる子やその保護者に直接連絡を
取らないで下さい
状況をもっと悪くすることもある

6.保護者へ
自分の気持ちを話すことの大切さを
伝えてください
子どもが家庭で親にも言えなければ
外でいじめる子にも言えないでしょう

<シコンノボタンは大好きな花です>
2007/10/26のBlog
[ 13:25 ] [ 最近読んだ本より ]
榎本知郎著 丸善

遊びとは緊張緩和に働くやりとり

集団生活を営む動物が優劣関係を
露骨に表さずに一緒に生活するには
何かの拍子に絶えず生まれてくる緊張を
その都度解消していくメカニズムが必要である

そして採集狩猟民たちは優劣関係を
強調しない「平等主義」をたてまえとしていた
伊谷純一郎の言う「平等原則」によって
共有しているのである

遊びには相互性が認められる
つまり力の強いものが力の弱いものに
合わせて力を抑えるのである
この現象を「セルフ・ハンディキャッピング』と呼ぶ

遊びでは一緒に遊ぶものの間に
仮想的な“平等性”が実現しているのである

そして上述の遊びのようなやりとりで
緊張を緩和している事例は
平等原則による共存を可能にした
行動上の基礎が遊びであった可能性を示唆するものとして
私は注目している

・・・・・人類の祖先の類人猿の研究から
私たち人類のことがわかってくるのが面白かったです・・・・・

<シュウメイギクって茶花だそうですが素朴な味わいがありますね>>
2007/10/25のBlog
[ 16:17 ] [ 命を考える ]
そう思っている人がほとんどかも知れません
私自身保護者研修などでは
子どもの危機管理と被害予防の観点から話すので
どうしてもそういうイメージを増幅させているようで
気がかりな点です

しかしあまりにも状況がひどくなると
のんきにばかりもしていられないので
自然発生的に新しい動きが出てくるのが
人間の素晴らしいところではないでしょうか?

例えば政治離れが言われていた若者達が
ネットを駆使して独自な自己表現をしたり
互いに呼びかけあって選挙に行ったり
新しい動きがありますね

それから派遣で働く若者や
サービス残業をさせられる若者なども
労働法を勉強したり
仲間を募って権利回復のための活動なども
始めていますね

どちらも既存の政党組織や
労働組合などが十分に機能していない部分を
自分達の力でキャンペーンをしたり
相談活動をするなど目覚しい活躍ぶりです

それから日頃のNPO活動で実感していることは
子育てへの父親の参加意識が高まり
保護者研修などにも積極的で
出席率も高まっていることです
社会を良くするのも悪くするのも私たち人間なんですね

<ジュズダマは子どもの頃にずいぶん遊びました>>
2007/10/22のBlog
北大面接調査で小学4年から中学1年の児童738人に
医師が面接して診断した調査では
うつ病と躁うつ病の有病率が4.2%で
学年が上がるほど高くなり中学1年では10.7%
これには医師も予想以上で驚いているという

・・・・これが子どもの厳然とした現実なのに
まだ大人たちは子どものことを
いつまでも赤ちゃん扱いしたいようですね

子どもが多くのことを親から学びながら育つ
伝承社会は終りました
一方では情報化、IT化、ボーダレス化など
複雑化し激変している社会状況がありますが
子どもを取り巻く環境はまさに地続きであること
子どもでさえ社会と無関係には生きられないことを
親は知らなければならないでしょう・・・・・

<キキョウは美しい花ですね>>