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NPO法人CEP・子どもひろば
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2007/10/26のBlog
[ 13:25 ] [ 最近読んだ本より ]
榎本知郎著 丸善

遊びとは緊張緩和に働くやりとり

集団生活を営む動物が優劣関係を
露骨に表さずに一緒に生活するには
何かの拍子に絶えず生まれてくる緊張を
その都度解消していくメカニズムが必要である

そして採集狩猟民たちは優劣関係を
強調しない「平等主義」をたてまえとしていた
伊谷純一郎の言う「平等原則」によって
共有しているのである

遊びには相互性が認められる
つまり力の強いものが力の弱いものに
合わせて力を抑えるのである
この現象を「セルフ・ハンディキャッピング』と呼ぶ

遊びでは一緒に遊ぶものの間に
仮想的な“平等性”が実現しているのである

そして上述の遊びのようなやりとりで
緊張を緩和している事例は
平等原則による共存を可能にした
行動上の基礎が遊びであった可能性を示唆するものとして
私は注目している

・・・・・人類の祖先の類人猿の研究から
私たち人類のことがわかってくるのが面白かったです・・・・・

<シュウメイギクって茶花だそうですが素朴な味わいがありますね>>
2007/10/25のBlog
[ 16:17 ] [ 命を考える ]
そう思っている人がほとんどかも知れません
私自身保護者研修などでは
子どもの危機管理と被害予防の観点から話すので
どうしてもそういうイメージを増幅させているようで
気がかりな点です

しかしあまりにも状況がひどくなると
のんきにばかりもしていられないので
自然発生的に新しい動きが出てくるのが
人間の素晴らしいところではないでしょうか?

例えば政治離れが言われていた若者達が
ネットを駆使して独自な自己表現をしたり
互いに呼びかけあって選挙に行ったり
新しい動きがありますね

それから派遣で働く若者や
サービス残業をさせられる若者なども
労働法を勉強したり
仲間を募って権利回復のための活動なども
始めていますね

どちらも既存の政党組織や
労働組合などが十分に機能していない部分を
自分達の力でキャンペーンをしたり
相談活動をするなど目覚しい活躍ぶりです

それから日頃のNPO活動で実感していることは
子育てへの父親の参加意識が高まり
保護者研修などにも積極的で
出席率も高まっていることです
社会を良くするのも悪くするのも私たち人間なんですね

<ジュズダマは子どもの頃にずいぶん遊びました>>
2007/10/22のBlog
北大面接調査で小学4年から中学1年の児童738人に
医師が面接して診断した調査では
うつ病と躁うつ病の有病率が4.2%で
学年が上がるほど高くなり中学1年では10.7%
これには医師も予想以上で驚いているという

・・・・これが子どもの厳然とした現実なのに
まだ大人たちは子どものことを
いつまでも赤ちゃん扱いしたいようですね

子どもが多くのことを親から学びながら育つ
伝承社会は終りました
一方では情報化、IT化、ボーダレス化など
複雑化し激変している社会状況がありますが
子どもを取り巻く環境はまさに地続きであること
子どもでさえ社会と無関係には生きられないことを
親は知らなければならないでしょう・・・・・

<キキョウは美しい花ですね>>
2007/10/19のBlog
[ 09:51 ]
毎週1回放課後に不登校期間の基礎学力を取り戻すために
通ってくる中学3年生男子がいます
先日志望校の説明会に保護者と行って来たようです

感想は「すごくよかった!」と気に入ったみたいで
目標がますます具体化して
やる気が出てきたみたいです

やっぱり誰だって自分なりの目的ができたり
将来への希望が持てたり展望が開けてきたら
毎日の意味が違ってきますよね

それが大人の側からの期待では無くて
本人の内発的なものであれば
あとはほっといてもポジティブになり
どんどん成長していくのではないでしょうか
表情が生き生きしてパワーがみなぎってくる感じです。

そういう状態になるよう大人が見守ることが大切ですね

<ノハラアザミが咲いてます>


2007/10/15のBlog
[ 10:18 ] [ 活動記録2014年度 ]
3年生3クラスでいのちを守るための授業をしました
3年生は一般的にはギャングエイジと言われ
エネルギーにあふれていて元気いっぱい
授業中にもじっとしていなかったり
おしゃべりをしてしまったりすることが多いのですが
とても真剣に集中していました

大きな目を見開いて「うん うん」とうなずきながら
話を聞いてくれる子ども達には
本当にいのちの輝きにあふれていました

こちらからの質問にも一生懸命考えて
自分なりの言葉で応えてくれました
感心して「そうかあ なるほどね」とか
「うん そうだね よく考えたね」とか
「すごいね 頭いいなあ」とか思わず言いました

子ども達は頭が柔軟で何でも知りたい
聞きたい、学びたいという勢いがあり
可能性に満ちていると感じました

しかし帰りの駅のホームで同じ年頃の子どもが
大きなリュックをホームに置いて
崩れるように眠り込んでいるのに会いました
電車が来ると大人をかきわけて
優先席に座るとまた泥のように眠ります

まるで残業帰りのサラリーマンより
疲れ切っているようでした
これから塾に行くのでしょう
親は子どものためと信じているかもしれませんが・・・

「沈黙の春」で環境破壊を訴えた
レイチェル・カーソンは
「センス・オブ・ワンダー」の中で
子どもの豊かな感受性を育むためには
自然と接する、自然の中で過ごす時間が
何よりも大切だと言っています
私はこの子の心を覗いてみたかったです

<タマスダレは子どもの頃によく見た花なのでなつかしいです>