060923 ボランティア探検隊(第2回)

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「ボランティア探検隊(第2回)」(第1回目についてはこちら)を本宿小学校(東京都武蔵野市)の児童達に開催した。
ボランティアについて、応急手当や防災ボランティアを中心に考える企画。

今回は受講者が小学校1年生から4年生で構成されていたため、救命レースに不安があった。

ABCRの小学生指導基準では、
1・2年生は大人を呼ぶ!
3・4年生は119番通報!
5・6年生は心肺蘇生法・AEDの使用!
となっている。

その基準に当てはめると、5・6年生がいない今回では救命レースが出来ない・・・。

今回は4年生に頑張ってもらい、5・6年生の役割をやってもらう。

結果から書くと、子ども達の方が大人より早い!

お母様方の協力をいただき、お母さんチームもレースに参加。
途中こちらの不手際があり、お母さんチームが最下位になったが、その不手際が無くても、1位2位は子ども達のチーム。やっと3位にお母さんチームが入る。

4年生の子ども達は、みんな真剣に聞き、真剣に取り組んだ。結果、5年生以上対象の内容であっても、30分程度の実技指導で心肺蘇生法とAEDの使用法をマスターできた。
4年生でも出来るのだ。今後は方針を変えようと思う。

ビックリしたことは、1年生の子でもどこにAEDがあるのかを知っていた。
「AED知ってる?」
「保健室のところにあるのっ!!」

今年から、武蔵野市内全小学校にAEDが導入された。
それが早くも子ども達に浸透している証拠。
あとは、AEDとは何か?どうすれば使用できるのか?を教えれば、人を救命することができる。

今回、改めて考え方が変わったので、この結果を持って、小学校を廻って訴え続けてこようと思う。

先日、間接的に聞いたのだが、ある小学校の校長先生が、「AEDを子ども達に教えて、いたずらや、脅迫に使われる危険がある」とおっしゃっていたそうだ。

それは全くの誤解。「AEDのある場所の施設管理責任者」がこの程度の認識・・・。
これじゃあ、せっかくAEDが小学校にあっても宝の持腐れだ。

大人達の考え方を変えてAEDを広めていくよりも、子ども達に周知させていく方が、より早く広まっていくのではないだろうか・・・。
改めて考えさせられた機会でした。