060828 「171」は『いない』

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「『171』の使い方を啓発したい」NTT東日本災害対策の説明会より

首都直下型地震がおこった場合のNTT被害と普及に関して、NTTネットワーク事業推進本部サービス運営部災害対策室長の説明が載っていた。
阪神大震災では5日間輻輳(ふくそう。電話の処理能力を遥かに超える通信が一度に集中する為、電話をかけることが出来なくなる状態。)がおこったが、首都直下型地震では、710日くらいになりそうだという予想が発表された。
10日間は満足に安否確認を取ることが出来ないということだ。

そんなとき用意されているのが、災害伝言ダイアル「171」。1電話回線につき10件のメッセージを保存することが出来、それを再生・確認することで安否を確認することが出来るシステムだ。
被災地では主に公衆電話からかけることが出来る。
公衆電話をほとんど見かけることが無くなった今、一つの公衆電話に長蛇の列が出来そうだ・・・。阪神大震災の教訓から、災害時には料金がかからないようになっているから、使用できない(お金がいっぱいになり、以後かけることが出来ない)ということはなさそうだ。
しかし、すぐにみんなが安否確認できるというところまでは残念ながらいかないだろう。
そこで、重宝されそうなのが、携帯電話の災害伝言板。携帯電話は通話は出来ないが、メールとインターネットアクセスは可能だと言われている。そこで、インターネット上災害伝言板で安否確認をするのが有効だと思われる。

8月30日9月5日は災害伝言ダイアルは体験利用できる。他に毎月1日も体験可能。
災害伝言板も毎月1日は体験できる。
これを読んだ皆さんは、8月30日9月5日の間に1度171を体験してみよう。もちろん、家族友人も一緒に。1度使用してみると、いざというときスムーズに使用できるようになるだろう。