いじめの問題から考えるTVメディアの倫理

こんにちは。

渡辺由美子@有限会社WAFFLE@キープラ社会貢献事業部です。

今日も、いじめです。
毎日、気の重くなる話題ですが、
ここでなんとか学校現場からいじめをなくす、いじめを減らすために
みんなで考えていければいいなぁと思います。

なぜ、ここにきて、急にいじめがこんなに発覚するのか?
連鎖反応というのもあるでしょうが、それにしても多いと思いませんか?

いろいろな要素が絡んでいるのでしょうが、
人気TVドラマの影響というのは考えられないでしょうか?

2005年の春に社会現象とまで言われたTVドラマ「女王の教室」
そしてその後の秋だか冬だかのスペシャル。
あの中では、いじめの様子が克明につづられていました。
その後の「野ブタをプロデュース」。
あれは高校が舞台でしたが、あのドラマでも主人公は派手にいじめられていました。
ある意味、「いじめ方の教科書」だったわけです。
それをみて、真似していじめる子、いじめられる子。
それがこの1年間続いて、とうとう耐えられなくなった結果とは考えられませんか?

こどもというのは、いいことも悪いことも真似をして覚えるものです。
お手本がなければなければ真似はできませんし、
善悪の判断も大人が考えているよりも
よっぽど幼稚です。

TVでやってたから、ちょっと真似してみるというのは本当に多いです。
HGの真似が学校でどれだけ流行ったかを考えれば
TVの影響がどれだけ大きいかがわかると思います。

今また「14歳の母」というスキャンダラスなこども向けのドラマをやっていますが
これを見たローティーンのこどもの妊娠が増えることは予想できないでしょうか?

こどもに関するもの、こどもが興味を持ちそうなもの、こどもが見る時間帯に放映されるものについては、制作者側も特に気を使って欲しいと思います。

この問題については「女王の教室」放映直後から、個人ブログで書いておりますので
ご興味のある方は、ぜひご覧ください。
TVドラマ「女王の教室」と最近のいじめの関係&「14歳の母」への警告