穂谷祭にボランティアとして参加

枚方の穂谷で、コスモスが咲いた今の時期に、毎年、地元(農業従事者)の方が、お祭りを開いています。

去年、遠くからも来る大きなお祭りで・・・とその話しをなんとなく聞かされてはいましたが、あまり知りませんでした。

環境省のモニタリングサイト1000という調査で、全国の里地分野のコアサイト6箇所くらいだったっけかな?の一つに、枚方の穂谷が選ばれています。

他の枚方の自然のグループに参加させて頂いているとはいえ、私の実力ではなく、日本自然保護協会のおかげのようなもんですが、その関係で、モニタリングサイト1000の植物の調査に参加しています。

今回の参加は、穂谷の地元の方の計らいで、調査されている方々も、ボランティアとして参加することによって、今後の交流の機会にと、設けて頂いたものでした。

私は、地元の高校生なのかな?の女の子たちと一緒に、きな粉餅をパック詰めする係りとなりました。(でも今時の子が家の手伝いをするのは感心します。この地域は当たり前なのか、それとも私が都市部を見すぎているのか)

とにかく、朝8時には到着し、挨拶のあと、準備開始。
初めは、形良く・・・ということで、気を遣って入れていましたが、9時半に販売開始し、10時半頃は、とにかくお客さんの長蛇の列をいかに緩和させるか。スピードを要求されたものでした。

結局、お客の来場総数というのが、分かっていないのですが、1万人?でしょうか。去年よりも参加者は多かったそうです。

12時にきな粉餅販売は早々に終了。(早すぎるけど、餅かたくなるしね)

あとは、ここの目玉で、前評判がいいのは知っていた「炊き込みご飯」を昼食で頂き、ほんとにおいしかった。
炊き込みご飯の中に椎茸があるのですが、それが味を引き出しているような感じでした。

さすがに、朝市という感じで、野菜売り場のコーナーもあり、客は、大量に、大根や野菜を買われていかれ、これだけの参加者をまかなうのは、すごいお祭りです。

これだけの祭りなので、京阪バスなど臨時バスがあるのですか?と聞くと、ほとんどがマイカーで来る人が多く、野菜や枝豆、芋掘り、コスモスの花など、客に持ち帰って貰うのがあるので、どうしても車の来場が多いと言うことです。(小さいお子さん連れも多いので当然ですが)

まぁ、自分も調査の時は、自分の車を乗ってきているので、こればかりは、人のことは言えないのですが。。。。

最近は、自然環境に関心持つ人が人が多くなり、より自然に親しむ人も多くなってきたとはいえ、細かい配慮まではいっていないと思うのです。まだまだ楽しむ段階の人が多いのでしょうか。

今回もコスモスの花を、お金も入れずに採って行かれる人など、モラルという部分では、普段、穂谷の里山に行くわけですが、野菜泥棒など、跡が絶えず、私達のような普段の自然観察をして楽しむものや調査のために入っている場合でも、同じ悪いことをする人というので、地元の人から煙たがれます。
最近は、だいぶん意識も変わり柔らかくなり、お互いのことを理解している者同士というので、ほんとに1年前と変わってきましたが、一般の人のモラルは、まだまだでしょうか。(いや、最近は、モラルのある行動・考えする人とそうでない人の格差が広がっている感じです)

打ち上げが2時半から始まり、4時近くまでおりました。

焼き肉も食べ放題のビールのみ放題。
これだけのをさばくのなんて、すごいと感心するばかりです。

それからここのもう一つの人気が、ソフトクリームだと知っていたのですが、ちゃんとボランティアの人の分まで確保してあり、ありつくことができました!!練乳っぽい味で、ほんとにおいしかったです。

また、帰りには、枝毎ですが、枝豆のお土産まで持たせて貰い、これほどボランティアを大事にしてくれるようなところは、そうそうないと思いました。

穂谷の気合いの入れ方は、違うと感心するばかりです。

穂谷の農業従事者も高齢化に進んでいるようですが、この地を誇りにできるようなことがお互いできないかと思いました。