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とがびアート・プロジェクト
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2008/08/26のBlog
戸上中の中平です。写真をとるのが大好きなK君と写真でコラボレーションしていただく久塚真央さんがご来校されました。ことらも初対面で、少し照れながら進みました。K君が今までに撮影した写真をみていただきプロジェクトを考えます。どんな作品になるのか楽しみです。
戸上中の中平です。メガとがび2008で昭和の部屋をコラボレーションする作家宮沢真さんがご来校しました。今日は、生徒との初対面ということもさり、生徒たちは、少し緊張気味でしたが、自分の作品を宮沢さんにアピール。特にM君は、立体造形がすばらしいので、宮沢さんもビックリした様子でした。このプロジェクトは、昭和をテーマに制作します。
戸倉上山田中学校の中平です。美術部1年生の「水中美術館」プロジェクトでは、たかはしびわさんに教えてもらったはりこによる魚の制作をしました。木工用ボンドで張っていくとパリパリになるのです。それにしても、びわさんの制作した魚の可愛らしいこと。キラキラした目で制作をみつめています。びわさんは展覧会の準備で忙しいようです。びわさんのかわりに、しばらくキラキラお目目魚が監督します。
櫻ヶ岡中学校の中平です。いよいよさくらび作品紹介も最後となりました。「幸せのカタチ」という映像作品です。女子3人のキッズ学芸員たちは、自分たちの友達の写真を撮影し、音楽をバックにイメージ映像を作りたいと考えていました。簡単なようで実は難しいのが映像です。今回は、作家・結城愛さんとコラボレーションして、制作しました。作品の上映は、真っ暗にした会議室。観客が映像に集中できるように工夫してあります。
驚いたことに、映像のバックに流れている曲は、キッズ学芸員が歌っていることが最後にわかりました。「演奏はもともとのプロのものを使い、歌は歌詞を自分で作って歌っています」と言うのです。テクノロジーの素晴らしさも驚きますが、実際にそれをやってしまっていることもすごいです。生徒の顔はとても満足そうでした。
上映会場を囲んでいるパーテーションには、キッズ学芸委員の大切にしている写真が貼ってあります。「みなさんの幸せは何ですか?」という問いかけが胸に迫ってきます。
2008/08/25のBlog
Nプロジェクト実行委員会の中平です。美術教育雑誌「教育美術」9月号に、「とがびアートプロジェクト~アーティストとキッズ学芸員夢のアートコラボレーション」という記事が掲載されました。現・戸倉上山田中学校美術科の中平紀子が執筆いたしました。とがびアートプロジェクトは、文化祭と同じだと誤解されたり、単なる美術の授業で作った作品の展示会であると誤解されたりしています。実はそうではなく、れっきとしたアート活動であり、美術教育の根幹を実現している活動であるということが、読んでいただくとわかると思います。是非、ご一読ください。
櫻ヶ岡中学校の中平です。さくらび作品紹介12.「レインボーハウス」を紹介します。この作品は全て廃材で制作されています。廃材を使った癒しの部屋、それが「レインボーハウス」です。作品の中央にとても涼しげな(本当になぜか涼しい!!)部屋があり、入るとキッズ学芸員がお茶を出してくれます。ちゃぶ台も、茶碗も、全て廃材です。この居心地のよさはどこから来るのでしょうか。お客様にも大変好評の作品でした。

この作品を作るため、作家・ロボさんとキッズ学芸員3名は長野市リフレッシュプラザへ行き、廃材を選択・運搬しました。その後もレジ袋を校内で一ヶ月以上回収し続けました。レジ袋は身近な存在ですが、あっという間にごみにもなる廃材の象徴です。そのレジ袋を作品に取り入れました。「制作に3ヶ月以上かかりました。」というキッズ学芸員の話は本当なのです。
 この作品は、その後全て燃料に変わります。レジ袋は、佐久の工場で油化され、燃料になります。8月30日にキッズ学芸員とロボさんで工場に行って来る予定です。この工場もさくらびアートプロジェクトを続けていく過程で出会いました。全くの幸運でした。自分たちの活動が社会と結びつき、いろいろな事柄と結びついていく。作品制作は個人の活動のイメージが強いですが、もともと社会的な活動であると考えさせられました。工場へ行くニュースは後日報告します。
2008/08/24のBlog
櫻ヶ岡中学校の中平です。作品紹介11回目。「あおくさい地球」を紹介します。真っ暗な教室の中央に置かれた球体のオブジェ。大きさといい、表面のディティールといい、存在感があります。作品名は「あおくさい地球」。女子3名のキッズ学芸員と彫刻家・神林学さんのチームによる立体作品です。
 作品の表面は、最近の新聞記事が貼られています。「環境破壊」「温暖化」などどちらかというと不安をかりたてられる記事ばかりが貼られています。
オブジェの一箇所から、ダンボール製の大きな手が出ています。その手をしっかり握り、中を覗くと、そこには美しく、平和な地球が表現されています。中の平和的な世界もそうですが、巨大なダンボール製の手が素晴らしい。グッと握ったときの「安心感」。このような地球に関する問題をテーマにした作品は、得てして絶望感や不安感が掻き立てられるだけのものになりがちです。特に中学生が作った場合はそういうことが多いです。しかし、この「あおくさい地球」は、安心感が最後に残ります。キッズ学芸員達の願いが結集した秀作であると思いました。