とがび2006について(2)

中平です。「とがび2006」を始めるにあたり、是非やってみたいこと、新たに取り組んでみたいことを書きます。それは、「戸倉上山田」というキーワードのもと、キッズ学芸員が、戸倉上山田の特徴や独自のものや存在をピックアップし、自分たちが選んだ作家(表現ジャンルが偏らず、幅広く選択した作家陣)とそのキーワードを結びつけて、協働していきます。
例えば、作家の表現スタールを「写真」とし、戸倉上山田のキーワードを「お年より」とするとします。さて、そこからキッズ学芸員は、写真を扱うことのできる作家をさがし、さらにお年寄りと関連つけるために、社会福祉協議会と交渉をします。大きな「とがび」としてのテーマである「戸倉上山田」をキッズ学芸員全員で分担しながら、全体として構成していく作業。これはまさに「戸倉上山田びじゅつ中学校」という美術館を総合的にキュレーションしていることになると思います。
今年は、その活動を支えるために、千曲市総合観光協会や、教育委員会、そして新たに千曲市社会福祉協議会の協力を得られることになりました。昨年ともさらに進化したとがびになるといいです。