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学びあい、わかりあう 多文化共生センター東京ブログ
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2013/05/17のBlog
[ 19:16 ] [ フリースクールの毎日 ]
今日は交流会がてら、クラス合同で
会話の授業で練習した「自己紹介・私の町紹介」の発表会をしました。

先週から日本語の勉強を始めた初級クラスは
覚えたての「自己紹介」を、

4月から日本語の勉強を始めたクラスの子はちょっと内容を複雑に
「自己紹介+自分の趣味や出身の町」を、

去年から日本語を勉強しているクラスの子は更に内容を複雑に
自分の出身の町を詳しく紹介しました。

フリースクールの友だちとはいえ、こんなに多くの人たちの前で
話すのはこれが初めて。
みんなちゃんと発表できるかとちょっと心配していましたが、
心配どころか、みんなの発表を見てびっくり!

日本語のレベルはそれぞれですが、みんなの前で堂々とプレゼンする姿、
話せる話せないに関わず、お互いに質問し合う積極的な姿には本当に驚かされました。

私がみんなの歳のころは、人前で誰かに自分から質問したり、
自分や自分の国、町についてこんなにたくさん話せなかったな・・・


まだ日本語を勉強したばかりで、日本語が分からない子には、
分かる子が通訳をしてくれ、お互いがお互いを知ろうとしたり、
フォローしたり、一方的な発表ではなく、『みんなの発表会』になりました。


これまではシャイでなかなか人前で何かすることに戸惑っていた子も、
みんなの温かな雰囲気に後押しされ、何か吹っ切れたようで、
中には、自分の国の歌やダンスをしたり、得意のカンフーやキックボクシングを
披露してくれる子までいました。

今回、みんなの前で日本語で発表したこと、パフォーマンスを披露したこと、
日本語を教えてあげたこが、みんなのちょっと自信になったようです。

フリースクール本校
2013/05/10のBlog
[ 14:30 ] [ フリースクールの毎日 ]
こんにちは。インターン中の高橋です。多文化共生センター東京に来て3日目の実習になりました。週に1度の実習なので毎週生徒の皆さんとお話ができることを楽しみに通っています。
 
生徒の皆さんとは、休憩時間にお話をしたり一緒に卓球をしたりしています。まだあまり慣れられていない私にたくさん声をかけてくれる優しい生徒さん達です。

今日は先ほど1人の男の子が携帯ゲームの話をしてくれました。「先生はどんなゲームをする?」と聞かれ、説明したものの上手く伝えられずにいた私に、身振り手振りで一生懸命理解しようとしてくれてとても嬉しく思いました。

休み時間は生徒の方々とお話できるいい機会だと思うので、私自身もっと積極的に関わっていけたら思います。また、インターンが終了する頃には生徒の皆さん1人1人と仲よくなっていたいです。

残りの実習も少なくなってきているので様々なことにチャレンジし頑張りたいと思います。

2013/04/23のBlog
多文化共生センター東京は、三河島の旧真土小学校の老朽化にともない、
4月から同じ荒川区の旧小台橋小学校へ移転しました。

新しい場所は、都電荒川線の「小台」駅の近く。
「荒川遊園」の近くで、窓からは隅田川の悠々とした流れが見えます。

10日から授業もスタート。
新しい校舎に、子どもたちのにぎやかな声がひびいています。


住所 〒116-0011 東京都荒川区西尾久6丁目9-7
電話&FAX 03-6807-7937
交通案内
 都電荒川線「小台」駅から徒歩7分
 都営バス「西尾久3丁目」から徒歩3分
 JR宇都宮線・高崎線「尾久」駅から徒歩15分
[ 14:28 ] [ フリースクールの毎日 ]
4月にはいり、先日卒業した生徒たちの高校生活がスタートしました。こちらは高校の制服を着て近況報告に来てくれるのを待っているのですが、まだまだ新しい生活に慣れるだけで大変なようです。
そんな彼らに書いてもらった合格体験記をいくつかご紹介します。


ミャンマー出身 Aくん 
【母語の違うクラスメイト達と仲良くすることで日本語の会話力がどんどんのびたAくん。来日1年未満で日本語での600字の作文と面接で在京外国人枠入試に合格しました】

私は2012年の2月に来日しました。それから多文化フリースクールで日本語や英語や数学をいっしょうけんめい勉強していました。また学校ではミャンマー人が私一人でみんな外国人でしたのでとても困りました。しかし先生たちは夜おそい時間まで教えてくれたので、困るのもなくなって上手になりました。
私は2013年の2月1日に高校に合格しました。合格する前に、私は毎日たぶんかフリースクールで作文の勉強や面接の練習をやっていました。また家に帰ってもその練習をやっていました。それぞれをいっしょうけんめい勉強して高校入学試験をうけました。
私は試験うけに行く時とてもきんちょうをしました。しかし学校に着くと全部なくなりました。先生たちもやさしい日本語で話してくれました。そして作文を書く時間になってまたきんちょうしたけれど作文のテーマがやさしかったのでよく書けました。面接も先生たちはていねいに話してくれたのでよくできて、私は高校に合格しました。


中国出身Mくん 
【フリースクールと夜間中学の両方で勉強していたMくんは、外国人枠ではない一般枠で英語の特別推薦校を受検し、わずか7名の合格者のうちのひとりに選ばれました】

私は英語の特別推薦のある高校に入りたかったですから、毎日日本語と英語の文法や発音や面接を練習しました。その学校に一般推薦で入りたいという気持ちもありましたから、朝から小論文や面接や集団討論の面接もしました。でも残念ながら一般推薦が失敗で、特別推薦で入りました。
試験一ケ月前、私はたぶんかフリースクールで6時間勉強することもありました。朝は小論文や面接の勉強をしました。午後は英語、数学、国語を勉強していました。そして夜間中学校に行って、夜9時まで勉強していました。毎日大変疲れましたが、合格できた時は疲れたことを全部忘れました。自分が入りたい高校に合格できて、とても良かったと思いました。これからも前と同じように、高校の勉強をがんばります。


リトアニア出身 Kさん
【エッセイは得意の英語でしたが、面接は日本語で挑戦し、在京外国人枠で合格しました】

私は高校に入学するためフリースクールでいっしょうけんめい面接や作文の練習を毎日しました。たいへんだったけど、がんばりました。先生方は私をたくさんたすけて、サポートをしてくれました。朝の10時からフリースクールに来て、1人の先生と面接の練習をしました。それから毎日英語のエッセイの勉強をしました。
試験の時自信をもって、英語のエッセイを書きました。面接の時は私はとてもきんちょうしました。でも先生方はやさしかったから、少しリラックスして、上手に答えました。
私は高校に入学して、とても幸せです。


中国出身Wさん
【エッセイ・面接ともに母語ではない英語で挑戦し、3倍近いの倍率を潜り抜け、在京外国人枠で合格しました。】

私は試験のとき、とてもきんちょうしていました。でも、面接のときの質問は全部前に練習したものでした。だから、面接はぜんぜんきんちょうしませんでした。でも、最後の質問は練習したことがありませんでしたから、私はきんちょうしてしまいました。しかし、私は一生懸命笑顔で答えました。
試験の一週間後、合格発表がありました。試験のときよりきんちょうしました。私は心で合格できますと思いました。私の番号がありました。私はとてもうれしかったです。すぐ、両親に電話をしました。私はその後、先生に電話をしました。先生はとてもよろこびました。私もうれしくなりました。
私は合格するために、たくさんの練習と笑顔と自信を持つことが必要だと思います。

2013/03/16のBlog
[ 21:28 ] [ フリースクールの毎日 ]
3月16日はたぶんかフリースクール2012年度の卒業式でした。

2月23日には一次・前期試験、3月9日には二次・後期試験があり、本校と新宿校あわせて44名の生徒が高校へ進学します。

日本に来てまもない彼ら・彼女らが、日本語の入試問題を解いたり、人前でしっかり自分のことを話したりできるのはすごいこと。こちらは入試前にはどうしても「足りない、もっと」ばかり言ってしまいますが、前日のオリエンで、「みんな今日までよくがんばりました。本番はしっかり自分の力を出してきてください。」と話した時のひとりひとりの表情には、胸に迫るものがありました。
前期の受検が残念な結果になり、後期を受ける生徒も何人かいました。
新宿校では後期受検生徒はたったひとりでしたが、一週間マンツーマンで最後の追い上げをがんばり、見事に後期で合格。

卒業式ではひとりひとり友達へのメッセージや、先生への感謝の言葉を伝えました。なかには感極まって泣き出してしまう子も。1年間の思い出をまとめたフォトムービーに肩を叩き合って大笑いしている彼らも、春からは別々の学校に進学します。

先生方がみんなに送った言葉は「夢にむかい、勇気をもって歩きだそう!」
これから日本の高校で学ぶ彼らの行く手には大変なことも待ち受けているかもしれません。でも「高校入試」というひとつの壁を乗り越えた彼らは、これからも自分の道を切り拓いて進んで行ってくれるでしょう。

卒業おめでとう!
2013/02/06のBlog
[ 16:19 ] [ フリースクールの毎日 ]
1月末、都立高校の推薦入試と、在京外国人枠の入試がおこなわれました。

在京外国人枠というのは、都内に住んでおり、外国籍で、
来日して3年未満の生徒が受けられる入試で、内容は英語か日本のエッセイと面接です。
しかし、英語圏以外から来日した生徒にとっては日本語も英語もどちらも使いこなすことは難しく、
英語なら300words、日本語なら600字という文章を書くのはとても大変です。
そのうえ都内3校で55名しか枠がなく、倍率も2倍以上になります。

多文化共生センター東京では入試を受ける生徒ために、
平日の授業以外に土曜日にもサポートをおこなっています。
この時期はふだんの土曜学習支援のボランティアさんだけでなく、
ご支援いただいている企業からも社員の方がボランティアに来てくださっています。

みなさまにご協力をいただき、今年もたくさんの生徒が推薦・在京外国人枠入試に合格しました。
難関の学校に英語で合格した中国出身の生徒、
来日1年未満で600字の日本語の作文を書いて合格したミャンマー出身の生徒。
外国人枠ではない一般枠で、たった7名の英語特別面接合格者のひとりとなった中国出身の生徒。
どの子も試験の前も当日もよくがんばり、ひと足早い合格となりました。

2月23日には都立高校の一次・前期入試がおこなわれ、
たぶんかフリースクールの生徒のほとんどがこの日に試験を受けます。
みんな自信をもって臨み、推薦・在京合格の生徒たちにつづいてほしいと思います。
2013/01/15のBlog
[ 18:41 ] [ アルの多文化日記 ]
12月25日はクリスマスだけど荒川区の小学校で特別学習補助員の仕事だった 。
僕の仕事はその小学校にいる外国人の子どもや勉強のお手伝いがいる子をわかりやすく学習指導することだ。
小学校での仕事が最終日だったから、僕がいつもみていた女の子が一緒に帰りたがっていた。

彼女は僕が2学期中ずっとみていた子で最後一緒に帰りたがっていたけが、社会保険の手続きを職員室でしないといけなかったから、途中まで彼女を送って僕は学校に引き返した。
僕は彼女を見守りボランティアの人に託し、小学校に向かった。
ムッとしてかなり不機嫌だったけど、僕が別の子どもをみて彼女を放ったらかしにしているといつも同じくムッとするから、僕は「いつもの事だ。」と思い学校にそのまま向かった。

小学校に着いて、これから帰る他の子たちに別れを済ませ、手続きを済まし、お世話になった先生方に挨拶を済ませて帰ろうとしていたけど、いつも放ったらかした後の彼女を考えるとちょっと不安になってあの場所に戻ることを決心した。
「彼女ならもう帰っている・・・ 踏切の方に行っても、彼女は帰っていておばちゃんは『もう、帰りましたよ。』と言うはずさ!」と、自分に言い聞かしていた。
踏切に彼女がもういなくて無事に帰っていることを祈っていたが、彼女は同じ場所に立ったままいた・・・
 
彼女はその場所で30分間泣いていて、見守りボランティアのおばちゃんもどうしていいのかわからなく困っていた。

僕は近寄り、しゃがんで、彼女の手を取って「帰ろっか。」と言った。彼女はずっと泣きながら黙り込んでいて、僕は彼女と一緒に帰る時いつも歌っていた歌を歌い始めた。歌詞はほとんど忘れていて、わからないところはあやふやに歌い、彼女が一緒に歌ってくれることを願った。

僕が歌詞をごまかして、もごもごしていたのを見て彼女は笑いながら歌を歌って歌詞を教えてくれた。彼女を笑って歌いながら家に送って、今度こそバイバイした。

これは、最初に彼女を泣かした僕が悪い。

だけど、最後に彼女を笑わせることができて良かった。
2013/01/09のBlog
[ 22:42 ] [ フリースクールの毎日 ]
2013年がはじまりました。
今年も、多文化共生センター東京をよろしくお願いいたします。

さて、新年と同時に、たぶんかフリースクールは受験シーズンを迎えます。
2週間の休みを過ごした子どもたち。
その間はあまり日本語を使っていなかったのか、初日はちらほらと初歩的ミスが。
今日はウォーミングアップのような一日になってしまいました。

が、そうも言ってられないのがこの季節。
放課後も残って、面接のための練習帳を作ります。
面接で想定される問題を集めた冊子を前に、考えこむ生徒たち。
「長所」「短所」などはじめて聞く日本語ばかり、
ましてや今まで考えてもこなかったことです。
先生方と何度もやり取りしながら、「自分のこと」を日本語で書いていきます。

この問題集は日本で中学に通っている子を想定したものがベースになっています。
そのため問題には「高校生がアルバイトをすることをどう思いますか」というものも。
その問題に取り組んでいたタイ出身の男の子は、「いいと思います」と答えました。
「どうしていいと思いましたか?」と問うと、彼はこう答えました。
「アルバイトをすると、将来、仕事をするときにいいです。
それにお父さんお母さんはいつもたくさん働いています。
お父さんお母さんが疲れた時、助けることができます」

彼のご両親はタイ料理屋で働いていて、面談も休憩時間に駆けつけてくるほどの忙しさ。
そんなご両親の姿を見ている彼は「働くこと」について自然に考えるようになったのでしょう。

模範回答は「高校生は勉強に専念できるようにアルバイトはしないほうがいいです」
けれどこの答えも、彼がしっかりと自分の考えを伝えられた立派な「回答」です。

一緒に取り組む私たちにとっても時間も手間もかかる「面接練習帳」ですが、
生徒たちの新たな一面を発見したり、答えに感心したりする楽しい時間でもあります。
2月23日の一般受検まで1ヶ月半、
日本語でしっかり「自分のこと」を伝えられるように、ひたすら練習です。
2012/12/24のBlog
[ 12:14 ] [ イベント ]
12月22日土曜日、たぶんかフリースクール本校で、
クリスマスパーティーがおこなわれました。
本校と新宿校の生徒、卒業生、土曜学習支援の子供たちなど,
約50人が集まってくれました。
毎年卒業生についてはとくに広報はしていないにも関わらず、
どこからか聞きつけて来てくれるので、
久しぶりに元気な顔が見られる嬉しい日でもあります。

会場にはボランティアさんが持ち寄って下さった食べ物がならび、
真ん中にはツリーと、理事と監事の方々からの大きなクリスマスケーキが。

乾杯と歓談の後には恒例のジェスチャーゲーム!!
カードは日本語と英語と中国語で書かれ、回答も3か国語でOK。
通訳のいないその他の母語の生徒にはサポートがつきます。
最後にプレゼントを選ぶ順番がかかっているので、ジェスチャーをする子と答える子は真剣、
まわりはそれを見て笑ったりヒントを言ったりで大盛り上がりでした。

最後は記念写真をして、ボランティアの皆さんが持ち寄ってくださったプレゼントを選び、
みんな笑顔で帰っていきました。

ご協力いただいた理事、監事の方々、フリースクール講師の先生方、
そしてボランティアの皆さま、ほんとうにありがとうございました。
2012/12/06のBlog
[ 17:24 ] [ フリースクールの毎日 ]
比喩表現について学んだ日本語クラス1。
せっかくだから使ってみよう!と先生が出したお題は「比喩表現をつかったラブレター」

みんな架空の恋人(具体的に思い描いている子がいるかもしれませんが)へ熱いラブレターを書きました。

「君が好き。君はおれの空だよ!おれの希望だ。君は野菊のような女の子」

「あなたの微笑はまるで太陽のようにまぶしすぎる。いつからか、私の暗やみの世界にわずかなあかりがともりました」

「あなたはチョコレートだ。私はチョコレートが大好きだから、まいにち私のとなりにチョコちゃんがいたら、うれしくなります。いないとぶるぶるしてしまいます」

「あなたを愛しているのは、死なないけれど死ぬように愛しています。あなたが私を愛していなくても、いじわるしても愛しています。私の心をあなたにあげているから、どんな時でも生きていけます。」

なんだかこっちが照れちゃいますね。
もしかしたら母語ではもっとロマンチックなラブレターを書いているのかも。
みんなまだまだ日本語の文章は拙いですが、
それぞれ豊かな表現の「種」を持っていることを感じられるラブレターでした。

たぶんかフリースクール新宿校
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