4月にはいり、先日卒業した生徒たちの高校生活がスタートしました。こちらは高校の制服を着て近況報告に来てくれるのを待っているのですが、まだまだ新しい生活に慣れるだけで大変なようです。
そんな彼らに書いてもらった合格体験記をいくつかご紹介します。

ミャンマー出身 Aくん 
【母語の違うクラスメイト達と仲良くすることで日本語の会話力がどんどんのびたAくん。来日1年未満で日本語での600字の作文と面接で在京外国人枠入試に合格しました】

私は2012年の2月に来日しました。それから多文化フリースクールで日本語や英語や数学をいっしょうけんめい勉強していました。また学校ではミャンマー人が私一人でみんな外国人でしたのでとても困りました。しかし先生たちは夜おそい時間まで教えてくれたので、困るのもなくなって上手になりました。
私は2013年の2月1日に高校に合格しました。合格する前に、私は毎日たぶんかフリースクールで作文の勉強や面接の練習をやっていました。また家に帰ってもその練習をやっていました。それぞれをいっしょうけんめい勉強して高校入学試験をうけました。
私は試験うけに行く時とてもきんちょうをしました。しかし学校に着くと全部なくなりました。先生たちもやさしい日本語で話してくれました。そして作文を書く時間になってまたきんちょうしたけれど作文のテーマがやさしかったのでよく書けました。面接も先生たちはていねいに話してくれたのでよくできて、私は高校に合格しました。

中国出身Mくん 
【フリースクールと夜間中学の両方で勉強していたMくんは、外国人枠ではない一般枠で英語の特別推薦校を受検し、わずか7名の合格者のうちのひとりに選ばれました】

私は英語の特別推薦のある高校に入りたかったですから、毎日日本語と英語の文法や発音や面接を練習しました。その学校に一般推薦で入りたいという気持ちもありましたから、朝から小論文や面接や集団討論の面接もしました。でも残念ながら一般推薦が失敗で、特別推薦で入りました。
試験一ケ月前、私はたぶんかフリースクールで6時間勉強することもありました。朝は小論文や面接の勉強をしました。午後は英語、数学、国語を勉強していました。そして夜間中学校に行って、夜9時まで勉強していました。毎日大変疲れましたが、合格できた時は疲れたことを全部忘れました。自分が入りたい高校に合格できて、とても良かったと思いました。これからも前と同じように、高校の勉強をがんばります。

リトアニア出身 Kさん
【エッセイは得意の英語でしたが、面接は日本語で挑戦し、在京外国人枠で合格しました】

私は高校に入学するためフリースクールでいっしょうけんめい面接や作文の練習を毎日しました。たいへんだったけど、がんばりました。先生方は私をたくさんたすけて、サポートをしてくれました。朝の10時からフリースクールに来て、1人の先生と面接の練習をしました。それから毎日英語のエッセイの勉強をしました。
試験の時自信をもって、英語のエッセイを書きました。面接の時は私はとてもきんちょうしました。でも先生方はやさしかったから、少しリラックスして、上手に答えました。
私は高校に入学して、とても幸せです。

中国出身Wさん
【エッセイ・面接ともに母語ではない英語で挑戦し、3倍近いの倍率を潜り抜け、在京外国人枠で合格しました。】

私は試験のとき、とてもきんちょうしていました。でも、面接のときの質問は全部前に練習したものでした。だから、面接はぜんぜんきんちょうしませんでした。でも、最後の質問は練習したことがありませんでしたから、私はきんちょうしてしまいました。しかし、私は一生懸命笑顔で答えました。
試験の一週間後、合格発表がありました。試験のときよりきんちょうしました。私は心で合格できますと思いました。私の番号がありました。私はとてもうれしかったです。すぐ、両親に電話をしました。私はその後、先生に電話をしました。先生はとてもよろこびました。私もうれしくなりました。
私は合格するために、たくさんの練習と笑顔と自信を持つことが必要だと思います。