この度インターンをさせていただきました、大正大学の熊田です。
いままでお世話になってきましたが、それも今日で終わりになります。

最初はどうすればいいか不安で、何をするにもただ指示を待つばかり。
特に、子ども達にはなんて声をかけよう、どう接していけばいいだろう、とばかり考えていました。

しかしその思いは、見事に裏切られることになりました。
いざ子ども達と会った時、みんな普通に話しかけてきてくれたのです。
しかも、遊びにも誘われました。
その遊び方も多種多様。汗が滝のように流れるほど遊んだこともあれば、机を囲んでゲームをしたこともあります。

もちろん、遊んでばかりいたわけではなく、一緒に勉強もしました。
そして、ここでもとてもうれしいことがありました。
なんと、初日から一緒に勉強するペアの指名を受けたのです。
その後も名前を呼ばれることがあり、まさに感無量でした。

一緒に勉強をする間に気づいたことがあります。
普段から何気なく使っている日本語。これは説明しようとすると、意外と難しかったのです。
「てにをは」といった助詞など、「なんとなく」や「感覚」で使っているものだし(今回、初めて辞書を引きました)、文字式はどう言えばいいのか分かりませんでした。

これから子ども達は、そんな問題をクリアしていかなければいけないのです。
そしてそのことを、多くの人が知らなければいけません。

身近にあるはずなのに、意外と意識が向かないこと。
それを、改めて気づかせてくれました。

最後になりましたが、このような経験をさせてくださったスタッフの皆さん、子ども達、そして「多文化共生センター」に関わっている皆さんへ。ありがとうございました。