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2021/10/14のBlog
きて、みて、さわって。
渡り鳥の不思議 ~雁の渡りの謎を追う~
山階鳥類研究所 研究員 澤祐介氏

公益財団法人「山階鳥類研究所」は千葉県我孫子市の手賀沼畔にあって、鳥類を専門にしている研究機関です。絶滅危惧種のアホウドリやヤンバルクイナ、渡り鳥の渡りの経路や標識調査、鳥インフルエンザに関わる研究などを行っています。今回は研究員の澤祐介氏にお願いをして、ガン類の渡りの研究を主題に、その生態や研究の裏側について解説いただきました。

「越冬のために手賀沼に数多くやってくるカモと、ガンという鳥との違いは分かりますか?カモは雄の方が見た目が綺麗ですが、ガンは雄と雌も同じ色ですよ。カモの雄は雌のふるさとに一緒に帰りますが、パートナーは毎年変わります。ところがガンは生涯、最初のパートナーと連れ添いますよ。」

澤講師は、コクガンの渡りの追跡と現地調査がご専門です。北極海から日本に8,500羽のコクガンがやってきますが、日本で過ごすのは2,500羽です。では残りの6,000羽は何処へ行ったのか。渡っていった先でどんな暮らしをしているのか、生息に安全な環境なのか。発信器をつけた鳥の行方を追って、過酷な現地調査の結果から分かったことを、聞き手の側に立って面白く、楽しく、やさしく解説くださいました。

(秋田桂子)
2021/10/11のBlog
[ 17:30 ] [ ふれあい塾講座記録 ]
唐詩鑑賞講座4 白楽天
「王昭君」「八月十五日夜禁中独直対月憶元九」
「香炉峰下新ト山居草堂初成偶題東壁」
二松学舎大学名誉教授 大地武雄氏

きょうは唐詩がご専門の大地武雄先生にお願いをして、中唐時代の詩人「白居易」白楽天の解説をしていただきました。白居易は29才の時に進士科に合格し、32歳の時に試判抜萃科に及第しました。この中の同期に元稹という友が居て、終生の友情を交わすようになりました。
「王昭君」は、北方の吹き付ける砂と風によって風貌が変わってしまい、あの肖像画の中の方と同じになってしまった、と詠んでいます。
「八月十五日夜禁中独直対月憶元九」は、左遷されて荒涼の地に居る友に、この清らかな月の光が見えているだろうかと案じる詩です。

「白居易」は75才で亡くなりますが、彼の詩は平安朝文学、特に菅原道真の漢詩や紫式部の源氏物語に大きな影響を与えたと解説されました。そして、「普遍的な価値を詠んだ作品は、永遠に不滅です」とも話されました。

(秋田桂子)
2021/10/07のBlog
中村正直と江原素六―旧幕臣による自由論
東京大学大学院人文社会系研究科教授 小島毅氏

きょうは東京大学の小島毅先生にお願いをして、中村正直と江原素六のお話をしていただきました。明治以降この100年、西郷隆盛や坂本龍馬などが時代のヒーローとして大きく扱われました。また今年の大河ドラマは、幕臣だった渋沢栄一が主役です。
この渋沢栄一の近くに居ながらヒーローではなかったのが、同じ旧幕臣として明治時代を生きた中村正直と江原素六です。

中村正直はクリスチャンでありながら儒学に傾倒し、ロンドンに留学をしてキリスト教の布教の自由を主張しました。そしてメソジスト派の洗礼を受け、女子教育や盲人教育に尽力しました。後に東京大学教授や貴族院議員を務め、(官の世界)に生きました。

江原素六もキリスト教徒でありながら儒学を信奉し、これは中村正直と同様に佐幕派幕臣に共通します。江原は静岡師範学校長から麻布中学を創設、彼がいう自由とは、指図や命令されることなく各自が自主的に努力をして獲得するものとして、(民の世界)に生きました。

中村正直と江原素六が「自由思想」を広めるのに貢献した、生き方と考え方を詳しくお話いただきました。努力や規範のない野放図、ではない「自由の価値」について改めて学びました。

(秋田桂子)
2021/09/17のBlog
[ 10:27 ] [ ふれあい塾講座記録 ]
絵画を観る喜びー西洋絵画史 第3回 「印象主義」
美術愛好家 長野一隆氏

きょうは国の内外 実に2208もの美術館などを訪問された長野一隆氏から、「印象主義」を主題に実際の絵画をご紹介いただきました。博識から紡ぎ出された1枚の絵に纏わるエピソードの数々は、わたしたちに至福の時間を与えてくださいました。

マネ(1832-1883) クールベと並ぶ画壇の革命児、印象派の父、・印象派展には一度も参加していない
「草上の昼食」オルセー美術館、パリ

ヨンキント(1819-1891) 画家、水彩画家、版画家、印象派の先駆者、マネ曰く「近代風景画の父」、ブーダン、モネに強い影響
「曳船道」ワシントン・ナショナル・ギャラリー
 
ブーダン(1824-1898) 外光派、風景画家、戸外制作、空の王者、印象派の父、印象派の巨匠モネの師
「トルヴィル=シュル=メールの浜」国立西洋美術館、東京
 
ドガ(1834-1917) 印象派らしくない印象派、デッサンの名手、歴史画、肖像画、競馬、舞台、踊り子、浴槽のヌード、彫刻
「観覧席前の競走馬」オルセー美術館、パリ
 
バジール(1841-1870) 印象派の先駆者、印象派の精神的、経済的支柱、普仏戦争で夭折「バジールのアトリエ」オルセー美術館、パリ
 
モネ(1840-1926) 真の印象派、「印象:日の出」、光の画家、連作の画家
「印象、日の出」マルモッタン・モネ美術館、パリ
 
シスレー(1839-1899) フランス、パリ生まれ、イギリス人、生涯、印象主義に忠実だった画家、風景画に専念
「サン・マメス」ひろしま美術館、広島市
 
ギヨマン(1841-1927) 印象主義に忠実だった画家、印象派展に6回参加、セザンヌ、ピサロの生涯の友
「イヴリーの夕暮れ」オルセー美術館、パリ
 
モリゾ(1841-1895) 印象派を代表する女流画家、7回の印象派展に参加、コローの弟子で、マネの友人兼モデル
「自画像」マルモッタン・モネ美術館、パリ
 
カサット(1844-1926) 印象派を代表する女流画家、第4回から4回の印象派展に参加、アメリカに印象派絵画を普及させた功績大
「舟遊びする人たち」ワシントン・ナショナル・ギャラリー
 
ハッサム(1859-1935) アメリカを代表する印象派画家、印象派グループ「ザ・テン」のメンバー、アメリカでは非常にポピュラー
「セリア・サクスターの庭園」メトロポリタン美術館、ニューヨーク 1890年
 
(秋田桂子)
2021/09/09のBlog
米中関係の行方 中国はどこへ行く
麗澤大学名誉教授 三潴正道氏

きょうの講師は長年中国の政治や経済をウオッチされてきた三潴正道氏、歯切れが良く的確なコメントはいつも好評です。2007年3月15日木曜日に最初の講義を頂いてから、今回が23回目のご登壇となりました。
三潴講師は冒頭、「コロナ禍でリモートの講義が多く、きょうは久しぶりの対面講座で嬉しいです。」と話されました。そして、「米中関係を採り上げた時に、解説が一方的になることがあります。そこできょうは予断を入れず、ひとつづつの事象にアメリカ 日本 中国の報道を対比させて、なにがファクトかをお話します。」と以下を解説くださいました。
・バイデン政権発足と、米中の政治的・外交的な遣り取り
・全人代終了後の、香港・台湾・新疆問題
・日本の選ぶ道 安全保障はアメリカで経済は中国なのか
・急速に進む電気自動車と無人自動車の覇権競争

(秋田桂子)
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